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マンモグラフィ

当院のマンモグラフィ

当院のマンモグラフィ

マンモグラフィは、乳房のX線撮影装置です。乳房は柔らかい組織なので、専用の装置でなければ精度の高い検査ができないことから開発された機器です。

当院では、デジタル乾板に撮像してからコンピューターに読み込むCRデジタルマンモグラフィ(CR-MMG)の中でも画像処理速度が速く、解像度・分解能も高い最新フラットパネル型デジタルマンモグラフィ(FP-MMG)を導入しています。

また、当院はマンモグラフィ検診施設として認定されており、検査は検診マンモグラフィ撮影認定技師が行い、検診マンモグラフィ読影認定医師が読影を行って診断しています。

マンモグラフィ画像

マンモグラフィ画像

マンモグラフィの画像を左右見比べながら、腫瘤や石灰化といった陰影がないか丁寧に確認します。

AMULET Innovality

マンモグラフィ装置

デジタル式乳房用X線診断装置(フラットパネル型デジタルマンモグラフィ)

乳房の検査に特化したX線検査装置がマンモグラフィです。乳がんに典型的なわずかな石灰化を発見することで、乳がんの早期発見が期待できます。撮影の際は、透明の板で乳房を挟んで圧迫し、薄く伸ばします。診療の際は乳房を全体的に確認できるよう、片方の乳房を2方向(CC:上下方向とMLO:斜め方向)から撮影することが一般的です。乳房を薄く伸ばすことで乳腺が重なりづらくなり、病変をより正確に見つけ出すことができます。求められるレベル以上のマンモグラフィの撮影と画像読影には特殊技能が必要です。
当院は「マンモグラフィ検診施設デジタルマンモグラフィソフトコピー画像認定」を受けており、実際の撮影は「検診マンモグラフィ撮影認定技師」が行い、画像撮影は「検診マンモグラフィ読影認定医師」が実施し、「日本乳がん検診精度管理中央機構」認定をクリアした高水準の乳がん検診を実施しています。

マンモグラフィ撮影について

マンモグラフィでは、乳房を左右片方づつ、圧迫板ではさんで撮影します。検査の所要時間は、5~10分程度です。
撮影には 1方向の2枚撮影と、2方向の4枚撮影があり、MLO撮影(斜め横から乳房をはさみ)とCC撮影(上からはさむ)をおこないます。

圧迫について

乳房を圧迫板ではさむ圧迫は、マンモグラフィ検査にとって、とても重要な要素です。不十分な圧迫では乳腺や脂肪、血管などの重なりに腫瘍が紛れてしまったり、微細石灰化を見つけることが難しくなります。

また、圧迫は被ばくの低減にも役立っています。厚みが1cm薄くなれば被ばく量は半分で済むのです。リラックスしていただければ痛みは軽くなることがほとんどですが、乳房は生理とのタイミングなどで痛みを強く感じる時期がありますし、痛みの感覚には個人差がとても大きいものです。
当院では無理な圧迫を行わないように心がけています。もしも痛みが強い場合には、遠慮なくお伝えください。

被曝について

マンモグラフィはX線撮影ですから、放射線被曝があります。妊娠中、妊娠の可能性のある方は必ず事前にお申し出下さい。
乳房だけの部分的な検査ですから、骨髄などへの影響はほとんどありません。また、1回の撮影の放射線量は、東京からニューヨークへ飛行機で行くときの自然放射線のほぼ半分です。

マンモグラフィに写らない乳がん(高濃度乳腺)

マンモグラフィに写らない乳がん(高濃度乳腺)

マンモグラフィで写らない乳がんの場合、それは高濃度乳腺の方です。
日本人の約70%の方が高濃度乳腺と言われています。

高濃度乳腺では、乳がん患者100名のうち約25名の方がマンモグラフィでは腫瘍が検出できないというデータが出ています。

そのため当院では、高濃度乳房でも腫瘤しこりの検出が可能な乳腺専用3D超音波検査装置Invenia ABUSエイバス検査の併用をおすすめしています。

精密検査の重要性

乳がんは初期に発見することで命や乳房を失うことなく治療可能です。そのため、早期発見がもっとも重要です。
この早期発見をおこなため、マンモグラフィとABUSの両方の撮影をおすすめしています。

異常がなくてもセルフチェックを毎月行いましょう

乳がんの早期発見には、定期的な検診と、毎月のセフルチェックが有効です。かけがえのない命や乳房を守るため、必ず、毎月、きちんとチェックを続けてください。

セルフチェックのやり方はこちら

マンモグラフィの弱点とエイバスの長所

  1. 乳がん検診で、マンモグラフィは乳がん死亡率を減少できることが科学的に証明されている唯一の検査です。
  2. 乳がん超音波検診単独で、乳がん死亡率を減少できるかどうかは、現時点で検討中です。
  3. マンモグラフィ検査では、日本人に多い高濃度乳腺(Dense breastデンスブレスト)の約1/4で乳がんを見落とす危険性があります。マンモグラフィ検査で、乳腺組織が濃い白色に写るのが高濃度乳腺であり、白い乳腺組織の中に、本来白く写る腫瘤や癌が埋没して、見えない事があるのです。
  4. エイバスは超音波検査なので、マンモグラフィの弱点である高濃度乳腺にも対応できます。従ってマンモグラフィ+エイバスは、乳がん検出能力を高める最強の組み合わせです。

料金

コース名 コース内容 価格(税抜)/1回
フル乳腺検診コース 視触診+マンモグラフィ+乳腺エコー検査(エイバス)
30~50代は乳がん年齢です。乳がんを見つけ出すことに的を絞り、マンモグラフィとエコーを組み合わせた自費検診コースです。
バースデー前後15日以内の検診の場合1,000円割引して14,000円で、フル乳腺検診コースを予約いただけます。
15,000円
(誕生月割引あり)
マンモグラフィ検診コース 視触診+マンモグラフィ
年齢に関わらずご利用いただける、自費乳がん検診の標準的メニューとして設定しています。
11,000円
乳腺エコー(エイバス)検診コース 視触診+乳腺エコー検査(エイバス)
20代や妊娠中だったり、強い乳腺症や炎症などのために乳房痛が強い方にお勧めします。
8,000円
乳腺エコー(エイバス)追加検診コース 茅ヶ崎市乳がん検診に追加して、乳腺エコー(エイバス)を受けたい方のためのコースです。 追加5,000円
人間ドック コア健診 診察、身長計測(身長体重BMI、視力聴力、血圧)尿検査一般(糖、蛋白、潜血、pH、ケトン体)胸部レントゲン、心電図(12誘導)脈拍、血液検査(WBC、RHC、Hb、Htc、血小板、GOT、GPT、GGT、TG、LDL、HDL、血糖、HcA1c)腫瘍マーカー(男性PSA、女性CA125)感染症(HBV抗原、HCV抗体、梅毒TPHA、RPR) 15,000円
レディースドック ドックコア+乳腺フルコース健診 30,000円