





乳がんにかかる方は年々増加傾向にあり、現在では日本人女性の20人に一人が乳がんを経験するとされています。これは学生時代のクラスメートの一人か二人は乳がんになる計算になりますので、乳がんは非常に身近な病気になってきているといってよいでしょう。乳がんは決して人ごとでなく、いつ自分がかかってもおかしくない病気であることを頭に入れておいてください。
では、乳がんで命を失わないためにはどうすればよいのでしょう。一番確実なのは乳がんにならないことですが、残念ながら乳がんの予防法はまだ見つかっていません。太らないこと(特に閉経後)、多量の飲酒を避けること、適度な運動をすること、動物性脂肪を摂りすぎないこと、野菜・果物・豆類・穀物をたくさん食べること、早めに結婚してたくさん子供を産んで長い間授乳すること、などが多少は乳がんを予防するかもしれませんが、これらを全部やったとしても乳がんにならないわけではありません。
幸いなことに乳がんは治りやすいがんの一つに数えられ、小さなうちに発見すれば大部分の方が治る病気です。また、治療法も以前のように乳房を全て切除する手術だけでなく、小さながんならばがんだけ切除して乳房の大部分を残す乳房温存手術が主流になっています。やはり、乳がんになるにしても早期に発見することが、乳がんで命や乳房を失わない秘訣といってよいと思います。
では、早期に乳がんを発見するにはどうすればよいのでしょう。乳がんは痛みを伴うことが少なく、自覚症状の少ない病気です。月に1回の自己触診が勧められていますが、がんが小さな時期には専門医が触診しても分からないこともあり、早期発見のためには精度の高い検査を受けることが必要です。
欧米では年齢と共に乳がんにかかる方が多くなりますが、日本人女性では30歳代から増え始め、40歳代が最も乳がんにかかりやすく、50歳代はやや少なくなるという特徴があります。また、60歳・70歳の患者様でも乳がんになるリスクはありますので、1年に一度定期的な健診をおすすめ致します。市区町村の検診は40歳から始まりますが、余裕があれば30歳代から自費で検査を受けた方がよいでしょう。特に、血縁で乳がんの家族がいる、高齢初産(30歳以上)、飲酒、早い初潮(11歳以下)、乳房の良性疾患の経験、未婚、経口避妊薬の長期使用などが乳がんの危険因子と考えられていますので、このようなリスクのある方は積極的に検査を受けることをお勧めします。
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ABUS神奈川県最初の導入医院
乳腺組織が濃い白色に写る高濃度乳腺は日本人に多いのですが、この場合、マンモグラフィ検査では約1/4で乳がんを見落とす危険性が指摘されています。
超音波検査であるエイバスは高濃度乳腺にも対応できるため、
マンモグラフィ検査にエイバス検査を併用することで、乳がん検出能力を高めます。
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女性認定技師による
マンモグラフィ撮影・
ABUS撮影
当院では、経験豊かな女性の認定技師がマンモグラフィやエイバス撮影を行っています。
女性同士ですから、安心して検査を受けていただけるだけでなく、
「こうしてほしい」など気兼ねなくお話いただけます。
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説明から組織診断まで
同日で検査可能。(日帰り)
事前の説明から問診、触診、ABUS(超音波)検査、マンモグラフィ検査を行い、
すぐに結果についてご説明しています。また、精密検査が必要な場合には、
日を改めることなく細胞診や乳腺針生検などの踏み込んだ検査を同日に行います。
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日本乳がん学会認定医を
所持した医師による診断
当院のマンモグラフィの画像は、精中機構施設画像評価を得た検査であり、
「精中機構マンモグラフィ読影認定医」「精中機構乳腺超音波認定医」である院長が、
丁寧に読影し、診断しています。
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患者様にわかりやすく、
説明いたします
乳がん検診はデリケートな検査です。かけがえのない命やバストを守るため、
当院では医師だけでなく技師や看護師などスタッフ全員が患者様の疑問や不安に対して
真摯に向き合い、わかりやすく丁寧にお答えしています。